天皇陛下の退位と新天皇即位に伴い発行された皇居周辺のNOTAMを簡単解説

来る、4月30日、5月1日。天皇陛下の退位と新天皇即位が予定されています。

アメリカでも、大統領の移動に際してTFR(Temporary Flight Restrictions)が設定されることがしばしば(というか絶対?詳しくは知りません)あります。

「もしかしたら」とNOTAMを調べた所、”RJTT”から出ていました。以下が実際のNOTAMのスクショです。

emperor notam

今回の記事では、このNOTAMについて簡単に解説してみます。

NOTAMの概要

ALL ACFT ARE REQUESTED TO AVOID FLYING IN FLW AREA AS FAR AS POSSIBLE IN ORDER TO PREVENT AN UNSAFE CONGESTION OF ACFT AND SECURE THE VIP

「全ての航空機は、VIP保護のため、以下で定めるエリアの上空を飛ぶことを出来る限り避けることが求められる」とのことです。

強い表現ではありませんね。

NOTAMが適用される時間

  • 4月29日 23:15 UTC – 4月30日 09:15 UTC(Local Time 4月30日 08:15 – 18:15)
  • 4月30日 23:50 UTC – 5月01日 08:40 UTC(Local Time 5月01日 08:50 – 17:40)

ザックリ言うと退位と即位の日の、日がのぼってから日が暮れるまでですね。

NOTAMの適用エリア

エリアは以下の3つ

  • 皇居、皇居外縁から1500mの区域
  • 赤坂御用地、赤坂御用地外縁から1500mの区域
  • 以下の道路の両側の1500m以内の区域
    • 県道414号(東宮御所正門 – 学習院初等科前 – 若葉東)
    • 県道405号(若葉東 –  赤坂見附)
    • 国道246号(赤坂見附 – 三宅坂)
    • 国道20号(三宅坂 – 桜田門 – 皇居正門、三宅坂 – 半蔵門)

参考に、皇居中心から1500mの区域をGoogleEarthでスクショしました。

GoogleEarth-Imperial Palace
皇居から1500m

北は東京ドームの手前あたりまで、東は東京駅をすっぽり覆い八重洲のオフィス街まで、南は霞が関をすっぽり覆い虎ノ門付近まで、西は四谷付近まで伸びていることが分かります。

西には赤坂御用地がありますので、西側はこれよりもエリアが少し広くなります。

高さは地表から3,000ft MSLです。約900mですので、ざっと東京タワー3つ分くらいの高さまでのエリアです。

霞が関周辺は、政治家を載せた(?)ヘリコプターが低高度でしょっちゅう行ったり来たりしているので、そういったパイロットには多分影響大ですね。

NOTAMの例外

以下の航空機については例外のようです。

  • パトロールを行う警察・消防が運航する航空機
  • 消防・救難捜索のための緊急任務を行う航空機
  • 緊急の報道を行う航空機
  • 事前に許可を得ている報道機関の航空機(事前許可を得ている場合でも皇居、赤坂御用地、および上記道路の上空の飛行は避けること)

補足

このNOTAMの元締めは宮内庁ではなく、警視庁(03-3581-4321)なんですね。

皇居の警護もしてますし、比較的スムーズに連携出来るんでしょう。知らんけど。

まとめ

天皇陛下の退位と新天皇即位に伴い発行されたNOTAM。

多くの人が協力しながら、一生懸命、要件定義したであろうことが想像出来ます。

宮内庁・警視庁・航空局、、、などなど。関係機関の皆様、お疲れ様でした。

平成最後のビッグイベントがスムーズに終わることを願っています。

GoogleEarth-Imperial Palace
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