月2冊の読書@2019年10月

ゲゲゲのゲーテ (水木しげる)

この本を選んだ理由

ゲゲゲの女房というNHKの朝の連続ドラマがありました。見てはいなかったのですが、何度か目にした時に、主人公(?)の水木しげるさんが片腕で気合を入れて漫画を書く姿やゲーテがどうだこうだと言うシーンが頭に残っておりました。気合が入った人だな。と。

哲学者や哲学に関する本は、今まであまり読んだことがありませんでした。(本書読了後ゲーテについて調べるまでゲーテを哲学者と勝手に思っていましたが、少し違うようです。肩書が多く、何なのかは結局良く分かりませんが、私の中では哲学者ということにしておきます)

そんな訳で水木しげるさんのことも知れて、哲学の事も知れて、一粒で二度美味しいということで本書を選びました。

賢い人が賢い人の考えを抽出してくれた

本書は、ゲーテの言葉を引用しながら水木さんの意見を付す形で進行していきます。色々な解釈があるゲーテの言葉を水木さんの経験や解釈を交えながら理解していこうという感じです。

つまり、過去の凄く賢い人(ゲーテ)の思想を、現代人の賢い人代表(水木さん)がイケてると思った部分をエッセンスとして抽出してくれたものが本書となります。

それでは、印象に残った箇所を残しておきます。

想像は嘘である

「想像」の誤用が「心配」である。こんな言葉を何処かで聞いたことがありますが、これと全く同じですね。

起こってもいないことを自分一人で勝手に想像して不安になったりしても何の意味も無いでしょ。

自分で生きていく道を選んだら、そのための努力は惜しんだらイカン

出来ていない人があまりにも多いと感じます。夢を語るのは簡単ですが、実行し、続けていくのは難しい。

なにもかも独学で覚えたというのは、ほめるべきこととはいえず、むしろ非難すべきことなのだ

ハッとしますね。

全部で独学で覚えたというと称賛を贈りたくなりますが、

  • 誰かに支持をしていたら、その努力の半分にも満たない時間や量で習得出来たのではないか
  • 今までに積み上げられて来た歴史に対するリスペクトが欠如しているのではないか

上記のようなことが去来して「確かにね」と合点しました。

水木しげる、ゲーテ。二人に触れるには良い書籍でした。この流れで「ゲゲゲの女房」、「ゲーテとの対話」も読んでみようと思います。

レンタルロボット(滝井幸代)

この本を選んだ理由

エドワード・ゴーリーなる狂気の絵本作家を先日、蔦屋書店に発見しました。絵本なので立ち読みでザッと読めてしまったのですが、内容が離れず「大人になってからの絵本も悪くないな」と思いまして、絵本のジャンルでAmazon Prime Readingにてブラウジングしていた所、本書を発見。

かわいい感じのタイトルと表紙に惹かれて読んでみることにしました。

ゾッとする

かわいい感じのタイトルと表紙の通り、最初はかわいい感じで進んでいきます。

しかし、物語が進むにつれて様子が変わってきます。

読み勧めながら物語の先読みをする訳ですが、ことごとくハズレ。絵本ですので、大人が展開を先読みすると結構ハズレるのかも知れません。

そんな訳で最後までドキドキして読めました。

「あなたは自分がロボットではないと証明できますか?」

私がこの絵本の帯を頼まれたら、こんな感じにします。絵本なのに大人に読みすぎなんですかね。

ちょっと30分息抜き出来るエンターテイメントをお探しの方にオススメです。

まとめ

ジャンル的に何になるか分からない水木しげるさんの本と絵本ということで10月は読みました。他にも一冊読んでいるのですが重厚な内容過ぎたため、一旦寝かせてから再度読んで考えをまとめてみます。

絵本を腰を据えて読んだのは初めてのことでしたが想像以上に良かったです。

絵本のジャンルも開拓していきます。