飛行機の操縦者技能証明における等級と特定操縦技能審査の少し不思議なルール

日本では、航空機の操縦者技能証明、つまり、パイロットのライセンスは航空機の種類・等級・型式について限定されています。

種類=飛行機/回転翼機/滑空機、等級=単発/多発/陸上/洋上/ピストン/タービン、型式=Boeing/Airbus,,,という感じです。

同じような単語が並んでいるので覚えるまではメチャクチャ取っつきにくいです。

アメリカ(FAA)では、Category, Class, Typeという風に限定されていて、こちらも覚えるまでは取っつきにくいです。

何処の国も似たり寄ったりですね笑。

そんな前提があってのお話です。

飛行機については陸上単発の等級の免許を持っていればピストン機もタービン機も操縦できる

日本において、飛行機の技能証明は、陸上単発ピストン機で取得しても陸上単発タービン機で取得しても発行されるライセンスの限定欄には「陸上単発」しか記載されません。

そのため、陸上単発という等級について限定を受けた「飛行機」の免許さえ持っていれば、型式が指定されていなければ、等級という観点だけで考えればピストン機でもタービン機でも操縦することが出来るということです。

免許を取るための試験をピストン機で受けようがタービン機で受けようが出来る業務に違いは無いわけですね。

ところが、回転翼機(ヘリコプター)は話が変わってきます。何故なら、発行されるライセンスに「陸上単発ピストン」とか「陸上単発タービン」とかまで記載されるためです。ライセンスを取得する時の試験で使う機体によって発行されるライセンスが違うという訳です。

同じ航空機でも飛行機と回転翼機で結構な違いがあるんです。

特定操縦技能審査は同一の「種類」について求められる

特定操縦技能審査とは簡単に言うと「航空機に乗るためには二年に一回検査を受けなければなりませんよ」と定めたルールです。

「種類」について求められるということは、飛行機で一度特定操縦技能審査を受けてしまえば、特定操縦技能審査の観点だけで考えれば、二年間はどんな飛行機も特定操縦技能審査を再度受けることなく乗れるということになります。

つまり、いっつもボーイングとかエアバスにいつも乗ってるようなパイロットでも特定操縦技能審査をセスナみたいな小型機で受けて、合格さえすれば特定操縦技能審査上は問題ないということになります。そんなことやる人いないけど。

参考:009/17「特定操縦技能審査制度」 の導入について

まとめ

不思議な感じのルールって結構ありますよね。

或いは勝手に自分が不思議と思っているだけで、狭い範囲で考えてしまっているのかもしれません。

何事も広い視野で全体を見渡して取り組みたいものですね!

Have a good flight!