今でも忘れられないパイロットになることを決意させた体験

一日の終わりに写真のような夕焼けを見ていたら、ふと「自分がここにいることの引き金となった出来事」を思い出しました。飛行機に乗っていると詩人になりたくなる日もあるのかもしれません。今日は詩人モードで書いてみます(笑)。

飛行機とのファーストコンタクト

日本人的には特殊かもしれないですが、小さいころから(幼児の時から)飛行機に乗る機会が多くありました。この辺の記憶はありません。でも、随分小さい時から飛行機に乗っていたようです。

小さいころの夢の変遷

…→宇宙飛行士→建築家→パイロット

小学校の頃くらいから覚えているのですが、昔から色々なことに興味がある人間だったように思います。一貫して言えるのが何だから分からないけど「大きなもの(宇宙とか海とか空とかそれくらいの規模の大きさ)」と「何かを作ること」が好きだったことです。名前や形には特に興味が無いのですが星を眺めるのも好きです。

そんなこんなで漠然と宇宙飛行士になって宇宙に行きたいなぁと思うようになりました。小学生から中学生の頃です。小学校の卒業式で「宇宙飛行士になって遠くの星に行ってみたい」と皆様の前で(笑)言ったのを覚えています。

本を読んで宇宙飛行士になっている人はパイロットが多いらしいことが分かりました。中学生頃ですね。そこから具体的にパイロットを意識するようになりました。

そして高校生です。物理学の面白さに目覚めまして物理学を応用できる面白いことがしたいと思いました。高校一年ですね。「将来の自分を考えよう」みたいな授業が建築家という職業を知るキッカケでした。「建築家面白そうだぞ」となりまして、高校の二年くらいまでには建築家かパイロット(からの宇宙飛行士)で行くぞと決めました。

えーと。ここまで書いて日が完全に暮れまして「詩人モード」から我に帰りました(笑)。

忘れられない体験とは?

それは大学を卒業する年に受けた自衛隊幹部候補生の飛行要員の受験です。この試験では最終試験まで進むと実際にT-7という自衛隊の訓練機(確かターボプロップ)に乗って適正検査を受けることになります(下のやつ)。何も知らないズブの素人に二日間座学して実機に乗らせて適正をみます。

t-7

初めて合った人にこの話をすると受けが良いのですが、本当にやります。今でもその時の写真があります。その写真も中々受けます(笑)。「ファイターパイロット(戦闘機乗り)」の顔つきをしているらしく、一緒に受けた時から「既に一佐や!!!」とか他の受験者に言われました。実際、今でも訓練してるとファイターパイロットっぽいとか言われます。いやぁ、ファイターパイロットなりたかった。

結局、最終試験には落ちるのですが、この時の「離陸の瞬間」が忘れられませんでした。何ていうんですかね、アレは。飛行機にしょっちゅう乗るようになった今でもあの離陸だけは忘れられません。鮮明に覚えています。前に座った現役のファイターパイロットがカッコよく整備の人と連携しながらエンジンをつけて、まっすぐに滑走を初めて、離陸していく場面。何度脳内で再生されたことか。確実にスペシャルでした。

大学を卒業してから社会人やってる時にふとした時にこの「離陸の瞬間」を思い出すんです。夜疲れ果てて、26時くらいに寝る前とか、朝起きて会社行く前とか。

まぁ、そんなもんかと思って時間が経てば頻度も少なくなるさと思っていたのですが私の場合は真逆でした。だんだん寝る前に毎日思い出すようになりました。色々なことをして紛らわせようとしたのですが、無理でした。

結果、「パイロットになるぞ!」と思って、今に至ります。つまり、全ての罪はズブの素人を税金を使ってターボプロップなんていう素晴らしい飛行機に乗せた自衛隊にあります(笑)。

それは冗談ですが、パイロットになろうと少しでも思っている高校生の方、そして大学生の方、チャンスがあるなら一度自衛隊の試験を受けてみることをおすすめします(特に高校生!!!)。もちろん、私は自衛隊の関係者では全くありませんが、そのお陰で人生が色々変わりました。紆余曲折ありましたが、後悔は全くしていません。他の人が出来ない沢山の経験も出来ましたし。

こうした生き方が出来ているのも素晴らしい両親からの素晴らしい教育のお陰です。自分も子供が出来たら全く同じような生き方をさせてあげたいです。そして何よりまずは自分が結果を出して恩返しがしたいです。

そんなことを思うアメリカの夕暮れでした。感謝感謝。今日も面白いぞ。

Have a safe flght 🙂