初めての雲中飛行(訓練 166-172 日目)

~ 訓練日記は実際とは時系列を変えています。ご了承ください ~

「雲中飛行」響きはとても良いのですが、最高に怖かったです。

今まで目視で外を見ながら飛行していたVFRパイロットが初めて実際のIFR(アクチュアルのIFRとか言う)で飛ぶ訳ですから当然ですよね。しかも一年の中で最も天気が悪いんじゃないんかという状況の中でした。何も見えない中、無線でバンバン指示は来るし、何だか知らんけど低高度で30KT近く風が吹いているし。。。

まぁ、経験的にはかなり良い経験をしました。飛んだ時のコンディションは、殆どの訓練中のパイロットが経験しないようなコンディションでした。私はインストラクターにも恵まれているので飛べましたが。実際のコンディションを書くのが憚られますが、多くのインストラクターは如何にIFRでも生徒を載せて訓練では飛ばないでしょう。そんなコンディションでした。

さて。雲の中に入ったことが無ければ分からないと思うのですが、本当に何も見えなくなります。めちゃくちゃ怖いです。

アクチュアルで飛ぶ時は外を見ずに計器の指示を信じて飛ばす必要があります。雲中で何も見えない中、外を見ながら操縦をするとスグにVertigo(空間識失調)になるからです。初めてのアクチュアルということでインストラクターから「試しに暫く外を見ながら飛んでごらん」と言われたので、やってみたのですが、すぐに飛行機の姿勢がおかしなことになりました。自分ではまっすぐに飛んでいるつもりなのに中の計器を見ると、45˚近いバンクでしかも降下しているという言う・・・。教科書通りの展開になったわけです。軽いVertigoを体験しました。

IFRでは無線でバンバン指示が来ます。ヘディングだったり、高度だったり、クリアランスだったり、まぁ色々です。全てを確実に守る必要があります。風がどんだけ強かろうが、全く外が見えなかろうが指示されたヘディングや高度を守らねければなりません。指示通りに飛ばなければ、簡単に言うと死にますからね。高度のある山に当たったり、他機と当たったり。外が全く見えないんでね。これも言葉で言う分には簡単なのですが、百聞は一見にしかずでして、私はこの重要性を身をもって知りました。180˚近い旋回を指示されましたからね。
※ 後でフライトパスを見たら、そのまま飛んでたら山に当たってました。。。

かなりの散文になりましたが、パイロットとしての経験は非常に良い感じで積めています。引き続き頑張ります。