パイロットのバランス感覚(訓練 18 日目)

~ 訓練日記は実際とは時系列を変えています。ご了承ください ~

パイロットは天気商売。

エアラインで乗客として乗るだけならば、大して意識することはないのですがパイロットというのは天気商売です。基本的には天気が良くなければ飛べません。
※ ざっくりと言うと天気が悪いときにも飛ぶためには別途資格が必要になります。

なので、初等訓練においては「明日はフライトだよ」とか「今日は〇〇からフライトだよ」とか予定が入っていても天気次第で簡単に順延となります。もちろん天気は予測した上で訓練のスケジュールが組まれるわけですが、完璧に予測するのは難しいのです。相手が自然なんでね。他にも機材が不調だったり、色々なことで順延となります。

そんな時、訓練生はどんな状況に置かれるのでしょうか?

「スタンバイ」です。「今日、飛べるかは分からないし、いつ飛べるかも分からないけれど、いつでも飛べるように準備をしておけ」ということです。エアラインの方が使う良く言う「スタンバイ」とは厳密には少し意味合いが違いますかね(?)。

この「スタンバイ」が結構な曲者です。慣れるまでは、うまい具合に気を緩める方法が分からないので、待ってるだけで疲れるんですね。フライトの方にベクトルを向けて気を張っているので、何だか自習にも力が入らない様な気がします。

「パイロットにはバランス感覚が必要」と言われることもありますが、これも結局同じことだと思います。ONとOFFのバランスをうまいこと取っていくことで自分を一番良い状態に持っていく必要があるのですね。

自分に起こる全てのことを「訓練」と思わないと、操縦技量の上達はもちろん、人間的に成長していくのは難しいですね。

全ての事が訓練だ!