皆大好きジェット気流(訓練 20 日目)

~ 訓練日記は実際とは時系列を変えています。ご了承ください ~

今日はですね。気象についてお話しましょう。中でもパイロットには馴染みの深い「ジェット気流」についてです。

ジェット気流

航空業界に興味が無くても一度くらいは聞いたことがあるのではないかと思います。簡単に言うと「上空を流れるとても速い風」です。凄く速い偏西風とも言えます。

航空機に乗ったことがある方ならば経験があるかと思いますが、行き先と目的地は同じなのに行きと帰りで時間は違いますよね。あれはジェット気流(偏西風)が大きな理由です。ジェット気流には大別すると二つの種類がありますが、遅くても60kt、速いと200ktにもなります。時速に換算すると360km/hほどです。めちゃくちゃ速いです。360km/hの歩く歩道に乗って飛行機が進んでいけると想像すると分かりやすいですね。これに乗れば速いですし、乗らなければ飛行機そのままの速度となります。

ジェット気流が現れる高度や場所は、種類や季節によっても変わりますが、大体緯度20˚~60˚の間で高度30,000ft~40,000ftくらいに現れます。

ちなみに、行きと帰りの時間の違いは「地球の自転」によるものと考えている方もいるかと思いますが、直接的には関係ありません。何故なら、飛行機が地上を離れる時に、既に地球が自転する方向に力を受けるので、飛行中に地球の自転の影響で目的地が近づいてきたり遠ざかったりしないからです。

ですが、「地球の自転」が全く関係無い訳でもありません。間接的にはめちゃくちゃ関係します。それを説明するために大気の循環について言及する必要があります。

大気の循環

circulation

地球って本当に良く出来ていまして、大気は幾つかの循環によって熱の交換をしています。海も同じです。

大気の循環には3つの種類があります。

  1. 極循環
  2. フェレル循環
  3. ハドレー循環

この3つです。詳細には触れませんが、この循環の流れの方向は「地球の自転」の影響をもろに受けます。地球の自転によって発生するコリオリの力という見かけの力の影響を受けて風の方向(大気循環の流れの方向)が曲げられるのですね。そして、偏西風(ジェット気流)を発生させる原因となります。

話を簡単にまとめますと、以下のようになります。

  1. 地球が自転している
  2. 大気循環の流れが自転の影響で曲げられる
  3. 偏西風(ジェット気流)を発生させる

途中、かなり説明を端折っていますが、ざっとこんな所でしょうか。自分的にも納得できない書き方がありますが勘弁してください。

何を伝えたいか

でね。ココまで書いてきたことっていうのは、少し調べればもっと正確で分かりやすい情報を見つけることができるんですよ。

私が感動したことはここからですよ。エベレスト(チョモランマ)ってご存知ですよね。世界一高い山です。約 29,000 feet もの高度があります。

気づきました?

エベレスト(チョモランマ)の山頂に行けば、うまくすればジェット気流を肌で感じることが出来るかもしれないんですよ!!!

「ジェット気流を感じに今度の連休、エベレスト(チョモランマ)に登ってきます」

プロのパイロットになったら言ってみたいです笑。いやぁ、面白いなぁ。今日も上空に思いを馳せるのでした。

※ ちなみに富士山レベルでも仮想ジェットというものを感じることが出来るとか出来ないとか。