初めてのフライト(訓練 22 日目)

~ 訓練日記は実際とは時系列を変えています。ご了承ください ~

‘Before take off’ チェックリストを終え、管制に ‘Ready’ と伝える。いよいよ後は ‘Take off’ するだけだ。ブレーキペダルをしっかりと踏み、パーキングブレーキを外す。

スロットルを押し込むとエンジンの回転数があがり始め安定する。そこでブレーキペダルを外し、スロットルを一杯まで押し込む。

横風の影響を受けて機体はフラフラと揺れ、機首が向いているのは明後日の方向だが、それでもフルパワーを入れて離陸速度を得られるまで地上を滑走する。

滑走路中腹手前で機体は重力を振り切り宙に浮く。だが相変わらず風の影響があるので、機首は明後日の方向を向いている。そうして ‘Up wind leg’ をやり過ごし、目的の空域へと私を載せた機体は向かっていった。

初めてのフライトの時のことを思い出しながら、書いてみました。初めてのフライトでは、3500ft 程度までしか上がりませんでしたが、それはそれは地形が良く掴めたのを良く覚えています。伊能忠敬の時代に飛行機があったら彼は歩きで日本全国を回ろうなんて思わなかったでしょうね笑。

初めての飛行の前は「3500ftって結構低いじゃん」なんて思っていたのですが、上がってみれば感覚は全く違いました。高いです。かなりの部分まで見渡せて、気持ち良いです。それもそのはずで、着陸の後に落ち着いて考えてみると、大体東京スカイツリーが二個分の高さなのですよ。そりゃ高いわ。とね。

初フライトで印象的だったのは「降下が結構怖い」ということです。上昇は全然気にならないのですが、降下する時は何だか怖いのですよ。このまま落ちるんじゃないかってね。

降下率は普段乗っている旅客機と大して変わらないらしかったですが、振り返ってみると窓の広さ(視界の広さ)が全く違うことに気づきました。つまり、降下する時に、海なり地上なりが自分の視界の大部分を占めるようになるのですね。これが、降下は「怖い」という感覚を作り出したのではないかと推理しています。

本当に色々な発見がありますよ。新しいことを始めると。

いやぁ、初フライト楽しかったなぁ。しっかりと仲間や教官からのフィードバックを復習して次回に活かすべく勉強に励みます。全てのことに感謝感激雨あられ!

‘I have control!’