離陸距離、着陸距離から分かること(訓練 50 日目)

~ 訓練日記は実際とは時系列を変えています。ご了承ください ~

飛行機の離陸距離や着陸距離は、同じ飛行機でも実は日によって違います。重量によって変化するのはもちろんですが、大気(空気)の状態が変われば離陸距離や着陸距離も変わってきます。

ですので、離陸距離と着陸距離はパイロットが飛行前に確認すべき事項の一つにもなっています。では、離陸距離や着陸距離はどのようにして決まるのでしょうか?

  • 総重量
  • 気温
  • 気圧

こんなところです。次です。やっと今日の本題です。求めた離陸距離や着陸距離は何に使えるのでしょうか?

  • 離陸するまでにかかる距離が分かれば、離陸する滑走路の長さから逆算して滑走路のどの辺りで浮揚するか分かる
  • 離陸距離が分かれば、速度から逆算して何秒くらいで浮揚するか分かる
  • 予め計算した位置や時間で浮揚開始しなければエンジンや機体に何らかの異常があることが分かる

他にも色々とあるかもしれませんが、分かりやすい所ではこんな所です。

これらのことは今までも分かっていましたが、今日わざわざ、記事にしようと思ったのは以上のことを残しておくためではありません。

「離陸直後にエンジン不具合が発生した場合、どれくらいの高度であれば安全に滑走路に再度着陸して停止することができるか」を考えていた際に離陸距離と着陸距離を使うことが出来ました。

そもそも、離陸距離と着陸距離の計算では以下のことを求めることができます。

  • 浮揚を開始するまでの距離
  • 離陸して一定の高度になるまでに必要な距離
  • 一定の高度から地上に着陸するまでの距離
  • 停止するまでの距離

そんなわけですので「離陸して一定の高度になるまでに必要な距離」と「一定の高度から地上に着陸するまでの距離」の和と滑走路の長さを比較すれば「どの高度からなら安全に再度滑走路に着陸して停止出来るのか」が分かります。

「離陸して一定の高度になるまでに必要な距離」と「一定の高度から地上に着陸するまでの距離」の和が使用する滑走路よりも長ければ、理論的には滑走路には無事に着陸して停止出来ません。「離陸して一定の高度になるまでに必要な距離」と「一定の高度から地上に着陸するまでの距離」の和が使用する滑走路よりも短ければ、理論的には滑走路には無事に着陸して停止出来ます。

離陸距離と着陸距離を求めるだけでも色々なことが分かるのですよ。というお話でした。

次はどんなことに気づけるのでしょうか。自分でも楽しみです。